たてもの紹介 − 建築作品【ヴォーリズ建築探訪】
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ピアソン記念館
所在地 |
北海道北見市 |
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構造規模 |
木造2階建て |
延床面積 |
180.1m2 |
竣工年 |
1914年 |
ヴォーリズ合名会社時代の設計によるスイスの山小屋を思わせる住宅。
アメリカ人、ピアソン宣教師夫妻が伝道活動の拠点とするため、北海道は北見の高台に建てられた。
二人は家のまわりを囲む三本の柏の木にちなんでこの高台を「Three Oaks(みかしわの森)」と呼び、今もその一本が寄り添うように立っている。
ピアソン氏夫妻の資料館として、二人が愛用した机やアンティークのシンガーミシン、1878年メイソン・アンド・ハムリン社製のオルガンなど、多くの貴重な調度品も見ることも出来る。
現在は北見市の指定を受け、NPO法人ピアソン会が管理運営を行っている。
ピアソン宣教師と、坂本龍馬の甥にあたる坂本直寛が率いた開拓移民団「北光社」との関係や、ピアソン邸保存の功労者であり、高浜虚子の門下生であった唐笠何蝶の存在など、興味をひかれる歴史的エピソードにあふれた場所である。
北見はまた、ヴォーリズの近江兄弟社における主力商品であったメンソレータムの原料である薄荷(ハッカ)の一大生産地であり、昭和初期には全世界の70%を生産していた。
北見市有形文化財・北海道遺産
開館 午前9:30 - 午後4:30 見学無料
休館 月・国民の祝日の翌日(月金土が祝日の場合は当日翌日とも営業)
12月30日 - 1月6日
JR北見駅から徒歩15分
0157-31-1215
http://www.npo-pierson.org/