日本基督教団 遠州栄光教会 三方原会堂
所在地 |
静岡県浜松市北区 |
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構造規模 |
礼拝堂(木造)+附属棟(鉄骨造) 2階建て |
延床面積 |
805m2 |
竣工年 |
2007年 |
日本初のホスピス開設など、常に先駆的な医療・福祉を行ってきた日本屈指のキリスト教福祉団体である聖隷事業団。
その聖隷の働きを生み出してきた信仰を受け継いできた教会が、1923年に日本基督教会濱松伝道所として開設された、この遠州栄光教会である。
会堂は正面を持たず、塀は無く、北側の道路や南側に広がる聖隷グループの学校、病院など、どこから来た人も受け入れるように広がり、開かれている。
全体は高さを抑え、礼拝堂、小礼拝堂、管理棟などの小さなボリュームに分けることで威圧感の無い親しみやすい建物としている。
しかしいったん礼拝堂に足を踏み入れると、会堂の中心に向かって高くのぼる天井に、誰もが自然と天を仰ぐ。
講壇の左右にはヤコブの梯子をイメージしたステンドグラスが、天と地のつながりを示しており、鐘を抱く塔は天を指ししめしている。
「ここは天の門だ」 創世記28章17節
会堂建設の基本精神となったこの言葉が指し示すように、この会堂は地上は天上とつながり、誰もに「天の門」が開かれていることを示すべく、たてられた。
会衆席数:170席(ギャラリー、ホールの増設スペースは含まず)
遠州栄光教会のホームページ
http://www.geocities.jp/enshueikou/
撮影:一粒社ヴォーリズ建築事務所