活水学院 本館
所在地 |
長崎県長崎市 |
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構造規模 |
鉄筋コンクリート造 4階建て |
延床面積 |
- |
竣工年 |
1926年 |
居留地時代の風情を色濃く残すオランダ坂の石畳を上りつめると、小高い丘の上に活水学院東山手キャンパスが現れる。
本館は4階建てだが、急勾配の赤い屋根に小さなドーマーウィンドウ(屋根窓)を並べて屋根裏部屋を設けることで、親しみやすく圧迫感を感じさせない校舎となっている。
壁面に配された四葉模様(クワトロフォイル)の繊細なレリーフが、女学校らしい華やいだ印象を与える。
設計担当は1910年代、ヴォーリズ建築事務所の中心メンバーであり、独立後上海で独自に建築活動を続けていた米国人技師J.H.ヴォーゲル。活水学院は両者の協力によるプロジェクトだったようだ。
八角形の塔からのびる新棟がヴォーリズ建築事務所により増築され、現在の個性的な姿となった。
■ 活水女子大学のホームページ
http://www.kwassui.ac.jp