神戸女学院 岡田山キャンパス
所在地 |
兵庫県西宮市 |
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構造規模 |
鉄筋コンクリート造 |
延床面積 |
- |
竣工年 |
1933年 |
関西学院、聖和大学とともに、上ヶ原丘陵に広がるヴォーリズ建築事務所によるミッションスクール建築のひとつ。
キャンパスは森の中に点在するように広がり、小道の先に現れるチャペルや、四棟の建物に囲まれた中庭など、落着いた趣で生徒たちを迎え入れる。
建築はスパニッシュミッション様式でまとめられ、スクラッチタイルやアラベスク模様で彩られた壁面が女学院らしい華やかさを醸し出している。
一部の損壊をのぞき震災に耐え、70年前と変わらぬ姿で、学院創設者たちの理念を今も伝えている。
2007年、わが国の良好な建築ストックの形成に寄与した建物に与えられるBELCA賞を受賞。
神戸女学院、ヴォーリズ建築事務所、竹中工務店という、70年以上前と変わらぬメンバーにより、現在まで適切な維持保全が実施され、変らずに日々使用されていることが高い評価を得た。
■ 神戸女学院大学ホームページ
http://www.kobe-c.ac.jp/
撮影:増田彰久(左から1番目)