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建築作品 > 経済 > 山の上ホテル HILLTOP HOTEL(2019年改修)

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イメージ:山の上ホテル HILLTOP HOTEL(2019年改修)
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山の上ホテル HILLTOP HOTEL
(2019年改修)

所在地

東京都千代田区

構造規模

鉄筋コンクリート造 地下2階、地上5階、塔屋1階

延床面積

4623 m2

竣工年

2019年

川端康成、三島由紀夫、遠藤周作、松本清張、池波正太郎……
多くの文筆家が常宿とし、文化人のホテルと呼ばれる老舗ホテル「山の上ホテル」の改修工事である。

この建物は日本初の公立美術館、東京府美術館(現東京都美術館)の生みの親として知られる実業家佐藤慶太郎の依頼により、昭和12(1937)年、日本が新しい時代を迎えつつある時代に、これからの社会生活のあり方を研究、実践、啓蒙する社会事業の拠点『佐藤新興生活館』として、ヴォーリズ建築事務所の設計により建てられた。
今も界わいのシンボルとして親しまれているアール・デコスタイルの外観は、設計を担当した松ノ井覚治によるものと思われる。
松ノ井はアメリカに留学した後、アール・デコの摩天楼が建設ラッシュを迎えたニューヨークで、当時世界最高を誇ったマンハッタン銀行の設計などに関わり、帰国してヴォーリズ建築事務所東京支店の所長となり、東洋英和女学院、熱海蜂須賀侯爵邸、静岡マッケンジー邸、東京数江邸などの名作を残した。
佐藤新興生活館は戦後、米軍に接収され、昭和28年に返還された後、佐藤家よりホテル創業者である吉田俊男が借り受け、昭和29(1954)年、アメリカ陸軍婦人部隊が「ヒルトップ」の愛称で呼んでいたことを意訳した「山の上ホテル」の名で開業する。
吉田俊男はマニュアルによらない、常にお客様の立場で考え出した独自のサービスにより山の上ホテルの文化を作り上げた。

2019年に行われた本改修工事では、玄関ホールやロビーに、長年の改修でほぼ失われていた創業当時の意匠を復元し、ラヴィ、新北京といった各レストランのリニューアルでは1935年に描かれた原設計図から多くのディテールを踏襲、館内の佇まいに統一感を持たせた。

山の上ホテル 公式サイト
https://www.yamanoue-hotel.co.jp

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