一粒社ヴォーリズ建築事務所

近江商人の古い商家が並ぶ地域に程近く、景観への配慮および、近江八幡におけるヴォーリズ建築の特徴である和洋折衷を取り入れ、信用金庫の店舗としては珍しい瓦屋根の建物となっている。

この地域にかつて存在した近江兄弟社旧社屋の壁面構成や、旧八幡郵便局や福島新町教会に見られるボールトの庇など、明治から昭和のごく初期に見られたヴォーリズ建築の特徴を取り入れ、地域に根ざした信用金庫の店舗として、建物も近江八幡の街並みに相応しいものを目指した。