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音楽家ヴォーリズ #1
2006年1月18日
近年、建築家としてよく名が知られるヴォーリズだが、それは彼の一面に過ぎない。
伝道者、実業家、教育者と様々な側面を持ち、その中のひとつに「音楽家」あるいは「詩人」ヴォーリズがある。
音楽家を夢見る少年であった彼は、既に少年時代、学校や教会でオルガニストを務め、生涯、音楽と詩作を愛し続けた。
今も残る彼の代表的作品には、讃美歌236番「神の国(HEIWA)」や京都の同志社大学カレッジソング「Doshisha College Song」などがある。
讃美歌236番は、彼が比較的若い時期に母国の讃美歌公募で選定され、当時の米国の一般讃美歌集(1909年)に採用されたという経緯がある。
米国の讃美歌に関するデータベースを公開しているホームページを見ると、讃美歌236番の原詞(英文)が登録されている。
そこにはヴォーリズの顔写真と生涯も添えられており、今でも一般に公開されている。
そして同志社大学カレッジソングでは、一国の枠にとらわれない世界平和への願いが歌われており、伝道者としてのヴォーリズの想いにあふれている。
同志社大学カレッジソングは今も歌い継がれている。
・・・つづく
賛美歌236
http://cyberhymnal.org/bio/v/o/vories_wm.htm
同志社カレッジソング
http://www.doshisha.ac.jp/information/fun/song/song2.html